『金の斧、銀の斧、エメラルドの斧』の歌詞考察とモチーフ解説

そういえば、放送部によると略称は斧斧斧が公式(?)みたいですね(挨拶

いよいよSTEP3直前!
という所で、なぜ今『斧斧斧』の解説か、というと。

いま出ている情報を総合するに、真っ白ページと水彩の主人公の考察をする上で必要になってくる!! と思われるからです。

また、童話モチーフの佑芽ちゃん曲の中でも、とりわけモチーフ数が多いので、せっかくなのでそちらも解説していきたいと思います。

歌詞に出てくるモチーフ

The Rolling Riceballはおむすびころりん、グースーピーはうさぎとかめ、と、佑芽ちゃんの曲は童話をモチーフとしたものばかりです(つよつよは除くw)
そして、斧斧斧も同様に童話モチーフが使われているのですが、これまでの2曲とは違い、モチーフが1つではありません。

歌詞考察をするうえでも必要になるので、まずは箇条書きにて書いていこうと思います。

・なろう系チート転生モノの導入
・金の斧、銀の斧
・みにくいおひめさま
・山椒魚
・オズの魔法使い
・青い鳥

おそらくですが、予想外のものもあるのではないかと思いますが、この先の考察で触れていきますのでご安心ください♪

Aメロ

さて、それでは歌詞考察を初めていきます。

まずはAメロ。

『毎日同じバスに乗って同じことを繰り返す日々~』
と始まるように、このお話(歌)の主人公は、今日が何曜日かわからない、ただぼんやりと毎日を過ごしている女の子です。

何かを変えようと言う気力もなく、こんななんでもない毎日がきっと幸せなんだ、なんて窓の外を眺めているわけですが、そこに謎の女神が現れます。

なろう系転生チートモノの導入としてよく見る展開ですが、聞いている側を物語に引き込むのにはある意味テンプレとしてはすごく優秀。
実際、こんな感じに日々を過ごしている人もそれなりに多く、あるある、なんて思いながら聞いていると、いつの間にやら物語の中に引き込まれている、という仕組みです。

これ、聞いている側を引き込む、という意味と同時に、これまで『お姉ちゃんと勝負するために、ただ闇雲にお姉ちゃんを追いかけて』来た佑芽ちゃんとも重なります。
それは、お姉ちゃんを追いかけているだけの日々=自分の選択ではない=なんとなく”流される”ように日々を送っている、そんな主人公と重なるからです。

そんな流され主人公の元に、突然(泉の)女神が現れ、千兆円のシルバーリングか最高級絶景のスイートルームかの選択を迫られる、という展開もなろう系っぽいですね。

Bメロ~サビ1

私ならシルバーリングを選んで、それを売って一生遊んで暮らしますが(誰も聞いてない)、この主人公は違います。

答えは『自分の目を覚ませ』

と、『どっちも選ばない』ことを選びます。
選択肢の中から選べって言われても、これがあたしの答えなの!!! と。

親愛度コミュ19話にて、咲季との勝負に勝った佑芽ちゃんは、咲季に対して「おいていかないで」と声をかけ、対して咲季からは「私がまた別の競技に変えたら追いかけてくるの?」と聞かれます。

これまでであれば、咲季の選択に”流されて”また競技を変える(追いかける)ことをしていたであろう佑芽ちゃんですが、今回は違います。

アイドルが大好きになって、私はアイドルになりたい!

と自らの意思で(提示された選択ではない)答えを選びます。

佑芽ちゃんが覚醒した(目が醒めた)瞬間なのだと言っていいでしょう。

Castle of ESMERALDA

ESMERALDAと聞くと、私は『ノートルダムの鐘』を思い出すのですが(ヒロインがエスメラルダ)、あれは寺院であって城ではないのでここでは違うとして。

ストレートに解釈するとすれば、ESMERALDA=スペイン語でエメラルド、ですので、エメラルドの城、となり、オズの魔法使いのエメラルドシティ(オズ陛下が住んでいる所)にあるお城、のことなのだろうな、と……

思っていたんですけど。

ここ、(ちょっと自信はないのですが)恐らくそれではないのではないか、というのが私の意見です。

なぜか。

一番引っかかったのが『幸せで誤魔化してちゃ見つからない』の部分です。

オズの魔法使いにおいて、エメラルドシティというのは、オズ陛下による嘘と虚飾に満ちた偽りの都ではあるのですが。
そこにいる人達からしたら、誤魔化『されている』側であって、誤魔化してるのはオズ陛下そのもの。
と、なると、この主人公はオズ陛下……!? って、んなわけないやん! という。

まぁ、単に語感として、エメラルド、より、エスメラルダ、の方が合っていただけ説も濃厚ではあるのですが……(誕生日ライブの時、Castle of ESMERALDAのところで照明が緑になってましたしね……)

せっかく?なので、ここでは『みにくいおひめさま』モチーフ説を唱えておきます!

みにくいおひめさま

みなさま御存知でしょうか?
ちなみに私は調べるまで知りませんでした。

お話としては、

昔、ある王国に何不自由なく育ったお姫様がいました。
お姫様の名前はエスメラルダ。
欲しいものは何でも手に入り、召使いがなんでもやってくれる、そんな王女さま。
ただ一つ、美しくない、という欠点を除けば、世界一幸せだと言ってもよかったでしょう。
そんなを不憫に思った王様は、王女を美しくさえたものに褒美を与える、というお触れを出します(この辺、童話らしい理不尽さがありますよね(笑))

そこへやってきたのが、美しい5人の娘のごく普通の(平民の)母親でした。
娘の美しさに望みをかけた王様は、王女をその母親へ預けます。

預けられた家は、当然普通の家庭ですから、今までのようになんでもやってくれる召使いもいないし、欲しいものがすべて手に入るわけではありません。
そんな中、5人の娘と交流する中で、相手を思いやる心や優しい心を育んでいき、心の美しさが磨かれていくと共に美しい王女になっていく

という、そんな話だそうです。

心のありようの変化が、外見にも影響を与える、といったお話なのですが、これまでになかった人たちとの交流によって心の変化が起こる、というのは、初星学園に入学してからの佑芽ちゃんのありようとリンクする部分がある、と思いませんか?

お姉ちゃんと勝負ができるのであれば”競技”はなんでもいい。
アイドルもただの競技の一つとしか見ていなくて、アイドルそのものと向き合っていなかった佑芽ちゃんが、生徒会や友人と交流する中でアイドルが好きだから、私はアイドルになりたい!!と思うに至った。

なんとなく、重なるような気がするのです。

佑芽ちゃんと遊ぼうのコーナー

突然やってきた謎のコーナー(笑)

グースーピーでも突然の自己紹介コーナーがありましたが、佑芽ちゃん曲においてはある意味恒例のパートです。

まぁ、単にコーレスパートというか、佑芽ちゃんと楽しく遊ぼう、でいいのかな、と思わなくもないですが……。

考察勢としては、それでスルーするのももったいない……!
ということで、このパートは

勢いに流されて引っかかったらダメ、ちゃんと自分で選び取らなきゃ!

というメッセージが隠されている説、を、提唱しておきたいと思います。

え?無理がある?
……知ってます!(笑)

サビ2

続いてサビ2です。
流れとしては変わらず。

お供をどんどん仲間にして(友達をどんどん増やして)、チャンスを掴み取り、ちぐはぐでもいい、自分で選んだみんなと行くよ!

といった所でしょうか。
思ったんですけど、ちぐはぐ御一行、って、生徒会1年組の面々っぽくないですか?
というか、泉の女神=星南会長、の暗喩だったりして……。

Cメロ

水底にやってきた主人公は、サンショウウオと出会います。

これに関しては、1割くらいしか自信がないのですが、もしかしたら井伏鱒二の山椒魚がモチーフなのかもしれないなー、なんてほんのり思ってみたり。

山椒魚の話は、岩屋の中で大きくなりすぎて外に出られなくなりやさぐれた山椒魚が、様々な生き物と出会って、外を見ながら嘆く、というお話(ものすごく端折りました)。

このパートでは、サンショウウオは『物語のとおりに』こうすれば帰れるよ、と囁く役を持っています。

自分の力で道を切り開く選択をした主人公に対してのアンチテーゼというか、そんな役割をもった生き物がサンショウウオであることに、ちょっとだけ意味を感じてしまうのです。

多分、単純に淡水の泉の底にいる生き物で選ばれたのがサンショウウオだっただけなのかな、とも思いますけどね!
淡水魚とサンショウウオ、で韻を踏んでますし。

ちなみに。
何度か聞いてると主人公=ドロシーであることがわかって聞いていると思いますが。
実を言うと、このサンショウウオが囁くまで、主人公の正体がドロシーであることは明かされていません。

タイトルも金の斧銀の斧ですし(初見ではエメラルドって何?となるのでは?)今回の曲のモチーフはそれかー、なんて思ってたところに突然のオズの魔法使いであることが明かされるわけです。

引っかかったー! はここにもかかってそうですね。

帰らないー!!!

いよいよラストパート。

ハートフルフルなエンディングじゃつまんない
あたしはこのまま前に進む!

と、新たに選んだ道を突き進む主人公ドロシーの決意を表す言葉。

この曲のすべてを表していると言ってもいいかもしれません。

黄色いレンガの道

黄色いレンガの道というと、オズの魔法使いの話で、エメラルドシティまで続いている道のこと。

それだけを見ると、あれ?物語通りに戻った? と一瞬なりかけますが。

“今まで見えていなかった”、自らの道を選び取って進む決意をした主人公が歩く道、と考えると、少し青い鳥っぽい雰囲気を感じます。

見方を変えたことで目的地(本当の幸せ)への道が自分の足元に最初からあったことに気づいた、という風に考えられないでしょうか。

そう考えると、最後のパートはオズの魔法使いではなく青い鳥なんじゃないかなぁ、と思うのです。

さいごに

……実は、初陣追加公演だけ、ちょっとだけ特別なVer.になっています。

というのも、曲が始まる前に『これが私の選んだ道です!!』というセリフが入るんです。

最後まで曲を聞くと、この一言にすべてが詰まっているように思えますね。

音楽祭や配信音源に入っていないがちょっと残念です。

STEP3に向けて

新たな道を歩き始めた佑芽ちゃんが、真っ白いページに物語を刻んでいく、と。

胸熱過ぎですね!!!!!!!

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